営業の仕事は、取引先との窓口となるだけでなく、プロジェクトのスケジュールやコストを管理し、自社内の担当者や協力会社との調整役も担います。いろいろな人の力を借りて、ひとつの仕事が出来上がる。お客様とのコミュニケーションは言うまでもなく大切ですが、いいものを仕上げるためには、まずいい人間関係を築くことが一番。少しでも気持ち良く仕事をしてもらえるように、コミュニケーションを大切にしています。
　第2子の育児休暇から復帰して、もうすぐ1年。休み明けに、お客さんに「待ってました」と声をかけられて、じーんときました。上司や同僚も変わりなく迎えてくれ、ブランクを感じずに、仕事に戻ることができました。
　毎日、夕方になると「今日は何時に帰れるかな」と、時計と残務とのにらめっこ。仕事を終えて帰宅すると、子どもを寝かしつけるまではフル回転です。胸を張って「仕事と家庭の両立ができている」とは言えないかもしれないけれど、夫や家族のサポートのおかげで乗り切れています。
　出産前と比べて、時間の使い方はだいぶうまくなりました。仕事との向き合い方が、いい意味で「適当」になったかもしれません。無駄に時間を費やすのではなく、リミットを決めて、その中でいいものを生み出せるように。働く私と、家族の中の私。私にとっては、どちらも欠かせない、大切な時間です。

広告事業部　係長　大浦　静

〔ＰＲＯＦＩＬＥ〕
大学卒業後、東京の広告会社で約5年間勤務。結婚、出産を見据えてふるさと富山にＵターンし、2007年に入社。1男1女のママ。家族とゆっくり過ごす休日が息抜き。